第2回 第3話
タマゴのぼうしはすばらしい
1974年10月22日放映
脚本:よしだたけし
作画監督:?
美術:?
演出:?
 
主な登場キャラクター
カリメロ
プリシラ
ピーター
デッパ
ブータ
ママ
         
先生
         
 
あらすじ
カリメロたちは学校の行事でピクニックへ行くことになった。「ぼうしをかぶってくるように」とのことだが、カリメロはタマゴのぼうししか持っていない。ママは新しいぼうしを買いに行こうとするが、カリメロは「気に入っている」からと、タマゴのぼうしのまま行くことにする。

汽車の中でフクロウ先生が「大人のように行動するように」と話すが、プリシラやピーターに「そのぼうしは赤ちゃんっぽい」とばかにされてしまう。すると汽車はトンネルに入り、車内は煙だらけに。みんな顔が黒くなってしまったが、カリメロだけはぼうしの中に隠れて難を逃れた。「ぼくはぜんぜん平気だもん。いいぼうしだなー、これは。」

カリメロたちが野原を歩いていると、突然雨が降り出した。急いで林の中へ駆け込んだが、みんなびしょぬれ。ところがカリメロはぼうしで身体を隠して、ぬれることなくゆうゆうと林へ。「いいぼうしだろ。雨でも平気。」

悔しがるピーターは、なんとかカリメロをこらしめようと考える。そして沼の中の小島へカリメロやプリシラをボートで連れてゆき、すきを見てデッパとブータにボートを流させてしまった。島に取り残された風を装い、あらかじめ用意しておいた竹と板で竹馬を作り、沼を渡ってボートを取り戻してプリシラに認めてもらおうという作戦である。

ところが竹馬で沼に乗り出したものの、竹が沼の底にのめり込んで前に進めない。ピーターたちは助けを求めるが、カリメロはタマゴのぼうしを沼に浮かべて乗り込み、ボート代わりにした。見事にボートを取り戻し、みんなにすばらしいぼうしだということを認めさせた。だけどプリシラは「でもやっぱりちょっと赤ちゃんっぽい」。
 
感想
カリメロのトレードマークである、タマゴのぼうしにスポットを当てた1編。全キャラクターの顔見せといった趣の第1回に続く話ということで、カリメロ自身をより知ってもらうための内容といえるだろうか。
 
メモ
・竹馬で沼に立ちつくしたピーター、デッパ、ブータ。なんと3人とも泳げないらしい。デッパ、ブータはともかく、ピーターはアヒルなのに・・・。
 

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