#002 プリシラの母親はどこに?
カリメロとプリシラは、いとこという設定になっています。ということは、カリメロの両親のどちらかと、プリシラの両親のどちらかがきょうだいであるわけです。本編中ではその点についてはっきりとは触れられていませんが、プリシラの父親ジョバッタは該当しないのではと思われます。#81/82の<すみれの約束>では2人とも「ジョバッタさん」とさん付けで呼んでいますし、#7の<一日ガードマン>でプリシラをカリメロの家に1日預けることになったとき、『ボロ家だけど、タダで預かってもらえる』という発言をしているのを見ると、とてもきょうだいとは思えません。
となるとプリシラの母親とカリメロの両親のいずれかがきょうだいと考えられますが、そもそもプリシラの母親というのが本編中には登場しません。プリシラはジョバッタと2人で暮らしており、家事などはお手伝いさん(住み込み?)を雇って任せているのです。同居していないということは離婚したか、別居中であるか、死別したかでしょうが、全編を通して母親のことには一切触れられておらず、全くの謎に包まれています。
しかし離婚、あるいは別居中だとしたら、きょうだいであるカリメロの両親とは付き合いづらくなるはず。ですが隣の家に住み、家族ぐるみの付き合いをしているということは、死別したと考えるのが妥当でしょう。プリシラのあのわがままな性格も、そのあたりに原因があるのかもしれません。
ちなみに、生まれたのはカリメロが8月、プリシラが6月ということなので、プリシラのほうがお姉さんということになります。