ある日のこと。校長先生が理科教室で実験をしていたところへピーターが蹴ったサッカーボールが飛び込み、薬品に当たって大爆発。教室はメチャメチャになってしまった。教室を建て直すためにバザーを行なってお金を集めることになり、生徒たちもそれぞれ理科に関する作品を作って出品することとなった。人気投票で1位になった作品をパペが買い取るという寸法である。
カリメロはプリシラと組んで何か作ろうとするが、何を作ればいいのか、お互い思いつかない。そうこうしているうちに、プリシラはピーターに誘われてそちらへ行ってしまう。一人になってしまったカリメロは、プリシラの家の物置で使えそうなものを探す。すると、魚の浮き袋がたくさん入った袋を見つけた。これに色を塗り、風船を作ることを思いつく。
一方ピーターは、自分では作品を作らず、ママの外国みやげの「ギターを弾く人形」を出し、自分の家の花壇の花を売ることに。ピーターを1位にするための家族ぐるみの悪だくみである。プリシラもピーターを手伝うことになったが、カリメロを一人にしてしまったことを思い、悩む。
(後編へ続く) |